木のおもちゃコラム
不要になったおもちゃのその後
「木のおもちゃは生きています」
みなさんは、使わなくなったおもちゃをどのようになされているでしょうか。
木のおもちゃはきちんと手入れをすれば長く遊べますが、お子さんの成長に伴いその役目を終え、押し入れの中や倉庫の中にしまい込まれ、日の目を見る機会がなくなりますよね。
兄弟やいとこなどいればその子に譲ったり、また友人や近所の知り合いに適齢のお子さんがいれば、そのおもちゃを譲ることで、自分の子供や孫に買った思い入れのあるおもちゃも再び日の目を見ることができますよね。
「木のおもちゃ」は壊れにくく息の長いおもちゃです。
たとえ壊れても多少の破損であればご自身で補修することも可能です。
親から子に、子から孫に、木のおもちゃを代々受け継がれるケースもあります。
ですが電子ゲームや流行りのおもちゃなど大半のおもちゃはそうはいきません。
壊れても自分では修理できない場合がほとんどで、そのまま廃棄される運命がほとんどです。
そう考えると、「木のおもちゃ」はシンプルがゆえに飽きられることも少なく、とても順応性の高いおもちゃだと言えます。
とはいえ上記で示したように、そのおもちゃで遊ぶ適齢のお子さんが周りにいない場合、おもちゃの末路はどうなるのでしょうか。
木のおもちゃを販売する身分として『捨てる』という選択はみなさまに取って頂きたくないのが本音です。
それでは、その他の処分方法はどのようなものがあるのでしょうか。
「売る」
インターネット上のオークションサイトやフリマアプリを利用したり、フリーマーケットやバザーで直接販売する。
「あげる」
近所の保育園や幼稚園、児童館などに寄付することもできます。事前に連絡を取り、受け入れてもらえるか確認しましょう。
「リサイクル」
地域のリサイクルセンターや廃品回収業者に回収してもらい、資源として生まれ変わらせてもらう。
「寄付する」
おもちゃを寄付することで、他の子供たちや困っている家庭、恵まれない国や地域の人々に喜びを与えることができます。
地域のチャリティ団体や社会福祉施設、児童養護施設など、おもちゃの寄付を受け付けていれば持参します。
分からない場合は、下記のようなNPOや団体がリユースの手助けをしてくれます。
▼特定非営利活動法人おもちゃバンク
https://toy-bank.org/
▼いいことシップ(一般社団法人いいことファーム)
https://eco-to-ship.jp/
▼特定非営利活動法人国際子供友好協会
http://npo-icfa.org/profile.html
▼NPO法人ワールドギフト
https://world--gift.com/buppin.html
お子さんには目いっぱい遊んで楽しんでもらい、成長に伴い使わなくなったとしても廃棄することなく、受け継いでくれる先を探して、そのおもちゃを必要としている次のお子さんにバトンを繋ぐということをして頂けると、木のおもちゃ販売業者として、また木のおもちゃを製作している全ての人々にとっても大変喜ばしい事であります。
その行為は、とてもエコな取り組みであり『SDGs』や『3R』にも繋がり、とても地球に優しいことです。
木のおもちゃは生きています