木のおもちゃコラム
「名入れ」への当店の考え
「名入れはしていますか?」
お客様から名入れについてよく聞かれます。
レーザー彫刻やウッドバーニングという手法で名入れを入れるのが一般的です。
贈り物に名前やメッセージなどを彫刻をすることによって、特別感を演出することができ、贈り主の思いや気持ちがより深く伝わりますよね。
贈り先のお子さんにとってもご家族にとっても思い出に残るモノになることでしょう。
子どもの成長はすごく早いものです。
出産祝いで赤ちゃん用品をプレゼントしても、成長すると使わなくなりますよね。
お子さんの成長に伴いそのおもちゃの役目が終わった場合、みなさんはどうしますか?
下のご兄弟やいとこなどがいれば、お下がりとして与えるのもいいでしょう。
またご近所のお子さんやご友人に適齢のお子さんがいれば、譲るということもできますね。
もしくは、リサイクルショップで売ったり、メルカリやヤフオクなどに出品して他のお子さんに使ってもらうということもできますよね。
【 関連ページ 】➡ 不要になったおもちゃのその後
でも、がっつり名前や生年月日が彫刻されているようなモノをご近所さんは気持ちよく受け取ってくれるでしょうか。
リサイクルショップで高値が付くでしょうか。そもそも買い取ってくれるでしょうか。
兄弟やいとこにお下がりする分には問題ないと思いますが、他人さんに譲ったり売ったりすることを考えると、名入れ自体が足かせになるのではないでしょうか。
また、プライバシーの問題も考えられます。
「木のおもちゃ」は順応性の高い玩具です。
使わなくなったら捨てるのではなく、それを必要としているほかの誰かにまわすことで、渡す側、受け取る側がWin-Winの関係になると思います。
また身近にできるSDGsとして、なるべく捨てないことで環境に配慮し、地球にも優しい取り組みだと言えます。
SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」とは、限りある地球の資源を守るため、持続可能な生産と消費のバランスを形成することを示した目標です。
製品や素材を高い価値のまま循環させる循環型社会の実現に少しでも寄与できるよう、当店では名入れを行っておりません。
当店のお客様には使わなくなった木のおもちゃをぜひとも「Reuse(リユース)」して頂ければという思いです。
名入れをご希望されているお客様には申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いでございます。